「半導体株スイング通知AI」を運用開始。売り場監視と「自分vsルール」対決機能を追加しました

前回、半導体株を中心に動かしている自動通知の仕組みについて書きました。29銘柄を毎日チェックして、チャンスっぽい形になったらDiscordに通知が来る、というものです。

あの記事を書いた直後から、実際に運用を始めました。動かしてみると、ep01の時点では気づいていなかった「これも要るな」という部分がいくつか出てきたので、追加した機能と、実際に届いた最初の通知でどう動いたかをまとめておきます。


目次

買い場だけでは足りなかった:売り場の自動監視を追加

ep01の時点では、通知は「買い場かもしれないですよ」というものだけでした。実際に持ち始めてみると、当然なんですが「いつ売るか」も毎日チェックしないといけないんですよね。考えてみれば当たり前のことなんですが、作っているときは「買うところ」にしか頭が向いていませんでした。

なので、保有している銘柄を毎日の終値で自動チェックして、以下のどれかに当てはまったらDiscordに知らせてくれる仕組みを追加しました。

チェック内容内容
損切りライン到達買値から-7%
利確ライン到達買値から+12%
トレーリングライン到達高値更新後、天井から-10%
保有期限の接近・到達期限の2営業日前、および到達日
トレンド転換保有中に20日高値を更新したとき

通知の文言は「設定したラインに到達しました」という事実のお知らせだけで、「売ってください」とは書きません。買うか売るかは自分で決める、というのはep01のときと同じ考え方です。同じ銘柄・同じ種類のアラートは1回しか出さないようにもしてあります(毎日同じ通知が来たら鬱陶しいので)。


「ルール通りに買ったら」を並走させる仕組み

これは作っていて自分でも面白いと思った部分です。

実際に売買するときは、どうしても自分の気持ちが入ります。「ここはもう少し下がるかも」「思った以上に強いから多めに買おう」みたいな判断です。それ自体は悪いことではないと思うんですが、「ルール通りにやった場合と比べてどうだったか」が分からないと、自分の判断が良かったのか悪かったのか振り返りにくいなと思いました。

そこで、自分の実際の取引とは別に、「通知が来たらルール通りに機械的に売買した場合」を仮想でもう一つ動かすことにしました。同じ20万円からスタートして、毎日のシグナルに対してルール通りの株数・損切り・利確で自動的に売買していく記録です。

さらにもう一つ、「損切りなしバージョン」も一緒に走らせています。理由は、過去データで検証したときに「損切りを入れない方が最終的な成績が良い」という結果が出ていたのですが、これは2025年〜2026年が比較的上昇しやすい相場だったから、という可能性も否定できないからです。実際の相場でこの先どうなるかを答え合わせするために、念のため並走させています。

まとめると、毎月1回、以下の3つの成績をDiscordに自動で送ってもらう設定にしました。

  • 自分が実際にやった取引
  • ルール通りに機械的にやった場合
  • ルール通り+損切りなしの場合

売買したときの気持ちもメモすることにした

もう一つ細かい変更ですが、実際に売買したことを記録するときに、その時の気持ち(怖かった、自信があった、見送った理由など)も一言添えて残すようにしました。

これは今すぐ何かに使うわけではなくて、数ヶ月分のデータが溜まったときに「自信があったときの方が成績が良いのか」「怖いと思って小さく買ったときはどうだったか」みたいなことを、後から振り返れるようにするためです。今は記録だけしておいて、見るのは先になります。


緊急停止ルールも自動チェックに

ep01でも触れた「直近20回の勝率が40%を切ったら停止」「資産が最高値から15%減ったら停止」というルールも、毎日自動でチェックして、該当したらDiscordに知らせる仕組みにしました。

ここは正直、今のところ自分でチェックするのを忘れそうだったので、自動にしておいて良かったなと思っている部分です。


実際に届いた最初の通知と、最初に買った2銘柄

2026-06-11、フジクラと三菱マテリアルなどに「押し目」の通知が届きました。25日移動平均から大きく下に離れている、というサインです。

翌朝、寄り付きの値動きを見てから、成行で買いました。

銘柄株数購入価格
フジクラ(5803.T)25株4,352円
三菱マテリアル(5711.T)12株4,583円

ここからは正直に書きます。

まず、寄り付きで思った以上に強く上げてきたので、通知が出たときの終値より高い値段で買うことになりました。「それでも押し目自体は変わっていないはず」と判断して、フジクラは予定より多めの株数で入れています。

その結果、1銘柄あたりの上限を資金の30%までにするというルールを、フジクラだけで大きく超えてしまいました。2銘柄合わせると資金の8割以上を使っていて、残りの現金はかなり少ない状態です。

これはルール通りではない、自分の裁量での判断です。良かったのか悪かったのかは今は分かりません。ただ、これこそ前のセクションで書いた「ルール通りに買った場合」の仮想記録と比較できる部分なので、来月のレポートで答えが見えてくるはずです。


注意点

  • まだ運用を始めたばかりで、結果はまだ出ていません。今回の内容は「機能を追加した」「最初に買った」という記録です
  • 今回の買い方は、紹介してきた資金管理ルールに沿っているとは言えない部分があります。そこも含めて記録していくのが、このシリーズの目的だと思っています
  • 過去データの検証結果は、株価が上がりやすかった時期のものです。今後同じ調子で進むとは限りません

まとめ・今後

今回は、買い場の通知だけだった仕組みに「売り場の監視」「自分とルールの対決」「気持ちの記録」「緊急停止の自動チェック」を追加し、実際に最初の2銘柄を買ったところまで書きました。

来月、最初の振り返りレポート(自分の成績・ルール通りの成績・損切りなし版の成績の3つ比較)が届く予定なので、結果が出たらまた書こうと思います。


※この記事は筆者の実体験や一般的な情報をもとにした内容であり、特定の金融商品や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の状況に応じて行ってください。

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この記事を書いた人

とある田舎地域に在住。携帯業界に10年携わる一方で、家族との日常や節約・お金のことをゆるく発信しています。
『Namiki Log』では、自分自身のリアルな経験をもとに、生活に役立つ情報やちょっとした趣味のことも雑記しています。

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