※この記事は2026年10月28日時点のソフトバンク公式発表をもとにしています。料金はすべて税込です。条件は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで確認してください。
ソフトバンクが10月21日から「おうちスマホ割」を始めました。テイガク無制限かペイトク2を使っている人が、SoftBank 光・光+・Airを新しく申し込むと、1年間スマホ代が月2,860円安くなる施策です。
数字だけ見るとかなり強いです。ただ条件を読むと、「新みんな家族割と併用できない」「2年目以降はPayPayカード ゴールド払いが条件」という2つの落とし穴があります。家族でソフトバンクを使っている人ほど、得する額は見た目より小さくなります。
この記事では、家族の人数ごとに実際いくら得するのかを計算して、申し込む前に見ておきたい点を店頭目線で整理します。

おうちスマホ割の中身をざっくり
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受付期間 | 2026年10月21日〜(終了日は未定) |
| 対象プラン | テイガク無制限/ペイトク2 |
| 対象の固定回線 | SoftBank 光/SoftBank 光+/SoftBank Air(Airのレンタル契約・持ち込み契約は対象外) |
| 割引(1〜12ヵ月目) | 月2,860円引き(申込完了の翌月が1ヵ月目) |
| 13ヵ月目以降 | PayPayカード ゴールド払いの場合のみ月1,210円引きが続く |
| 併用できないもの | 新みんな家族割/ワイモバイル→ソフトバンクのりかえ特典+/LINEMO→ソフトバンクのりかえ特典/大容量プラン応援キャンペーン |
対象になるには、次の条件を全部満たす必要があります。
- 光(またはAir)を新規で申し込む
- 光の申込月の翌月末までに、「おうちスマホ割」と「おうち割 光セット」の両方に申し込む
- スマホと光の契約者が同じ人(どちらも個人名義)
- 光を引く住所で、同じ名字のソフトバンクの固定回線を契約しておらず、過去3ヵ月以内に解約もしていない
- 過去におうちスマホ割を使ったことがない
つまり、すでにSoftBank 光やAirを使っている家は対象外です。判定は「同じ住所・同じ名字」なので、家族の名義で契約している場合も含まれます。ここで「うちは使えないのか…」となる人が一番多いかなと。
公式の試算では、テイガク無制限にPayPayカード割・おうち割 光セット・おうちスマホ割を全部のせると、1年目は月3,498円(PayPayポイント還元を差し引いた実質で3,298円)。14ヵ月目以降はゴールド払いで月5,148円です。

落とし穴①:新みんな家族割が外れる
おうちスマホ割の適用中は、新みんな家族割の割引が止まります。テイガク無制限の新みんな家族割は、家族2回線で1人あたり月660円、3回線以上で月1,210円です。
なので「月2,860円引き」がまるごと増えるわけではなく、家族割の分を差し引いた額が本当の上乗せになります。
| ソフトバンクの家族回線 | 1〜12ヵ月目の上乗せ | 13ヵ月目以降(ゴールド払い) |
|---|---|---|
| 1人(家族割なし) | 月2,860円 | 月1,210円 |
| 2人 | 月2,200円(2,860−660) | 月550円(1,210−660) |
| 3人以上 | 月1,650円(2,860−1,210) | ±0円(1,210−1,210) |
1年間の合計で見ると、1人なら34,320円、3人以上の家族なら19,800円(1回線あたり)。3人以上の家族は、2年目以降は家族割と同じ額になるので、上乗せはほぼ1年目だけです。
もうひとつ大事なのが、おうちスマホ割が付くのは「光の契約者と同じ人が契約しているスマホ」だけという点です。提供条件書では、スマホ回線の契約者と光の契約者が同じであることが条件になっています。家族がそれぞれ自分の名義でスマホを契約しているなら、割引が付くのは光を契約した人の回線だけです。
なお、おうちスマホ割を使っている回線も、家族割の「回線数」には数えられます。家族のほかの人の家族割が減ることはありません。
家族割とネット割の組み合わせ全般は、家族割とネット割の併用ルールまとめで整理しています。
落とし穴②:2年目以降はゴールドカードが前提
13ヵ月目以降の月1,210円引きは、毎月末の時点で支払い方法がPayPayカード ゴールドになっている月だけ適用されます。ゴールドの年会費は11,000円(月あたり約917円)です。ゴールドは年間100万円以上使うと11,000ポイントがもらえるので、それだけ使う人なら年会費は実質かかりません。
カードをそこまで使わず、この割引のためだけにゴールドを作ると、1人の場合でも差し引き月300円弱。3人以上の家族なら家族割と同額なので、ゴールドを持つ理由にはなりません。
ゴールド払いになっていない月は、おうちスマホ割の割引がゼロになります。提供条件書では「本割引が適用されている期間は新みんな家族割は適用されない」とあるので、割引が入らない月は家族割が付く読み方になりますが、はっきりとは書かれていません。2年目以降も使い続けるつもりなら、ショップか公式チャットで聞いておくのがおすすめです。
(プレスリリースの料金表は「14ヵ月目以降」と書かれていますが、提供条件書ではキャンペーン申込完了の翌月を1ヵ月目として「13ヵ月目以降」です。この記事は提供条件書に合わせています)
落とし穴③:光回線そのものの料金
おうちスマホ割はスマホ代の割引なので、光回線の月額は別にかかります。SoftBank 光 ファミリーは月5,720円に、指定の有料オプション(月550円〜)が必要です。さらに2026年12月から月330円上がる予定です。
ほかにも注意点があります。
- 光の契約が申込から180日たっても成立しない場合(ソフトバンク側の都合を除く)や、申込を取り消した場合は、すでに引かれた割引額をスマホ代と一緒に請求される
- 光を解約したり、ほかの固定回線に変えたりすると割引は終わる
- 対象外のプランへの変更、回線の解約・譲渡でも割引は終わる
今ほかの会社の光を使っているなら、解約金と工事費もかかります。スマホの割引額だけで判断せず、光を含めた家の通信費の合計で比べてください。
店頭ではこうなる
おうちスマホ割は、スマホのプラン変更と光の新規申込を組み合わせる施策です。店頭では、スマホの手続きのついでに「光もセットでどうですか」と案内される形になりやすいはず。光回線は多くの携帯ショップで力を入れて案内する商材なので、すすめられる機会は多いと思います。

カウンターで見てほしいのは次の3つです。
① 家族全体の請求額で見せてもらう
案内では、申し込む本人の1回線の料金表だけを見せられることが多いです。でも上の表のとおり、家族割が外れる分を引かないと本当の得はわかりません。「家族全員の合計で、今と比べていくら変わりますか」と聞くと、話が早いです。
② 光の名義を確認する
おうちスマホ割が付くのは、光の契約者と同じ人のスマホだけです。光は世帯主の名義、スマホは本人の名義、という家はけっこう多いので、ここで引っかかることがあります。家族の中で誰のスマホに割引を付けるのかを先に決めて、その人の名義で光を契約してください。
③ 申込漏れを防ぐ
光を申し込んだ月の翌月末までに、おうちスマホ割と「おうち割 光セット」の両方に申し込む必要があります。光の申込と同時に手続きできなかった場合は、My SoftBankで「おうち割 光セット→おうちスマホ割」の順に自分で申し込みます。セット割は「手続きしたつもり」で抜けやすいので、申込後に適用状況を一度確認しておくと安心です。
他社からソフトバンクに乗り換えて使う場合は、店頭とWebで事務手数料が違う点も見ておきたいところ。携帯ショップの事務手数料まとめで各社の差を整理しています。
得する人・見送っていい人
| こんな人 | 判断 |
|---|---|
| 家族割がない(ソフトバンクは自分だけ)で、これから光を引く予定 | かなり得。1年で34,320円 |
| 引っ越しや新生活で、ちょうど光を新しく契約するタイミング | 得。工事のタイミングも合わせやすい |
| 家族3人以上で、PayPayカード ゴールドを持っていない | 1年目は得だが、2年目以降の扱いを確認してから |
| すでにSoftBank 光・Airを使っている | 対象外 |
| 他社光の解約金・工事費の残りが大きい | 合計で比べると損になることも |
ソフトバンクのプラン自体の比較はソフトバンク料金改定まとめをどうぞ。
まとめ
おうちスマホ割は、家族割がない人がこれから光を引くタイミングならかなり大きい割引です。家族でソフトバンクを使っている人は、家族全体の請求額で比べてから決めるのがいいかなと。
出典(ソフトバンク公式)
・ソフトバンク プレスリリース(2026年10月23日)
・おうちスマホ割 キャンペーンページ
・「おうちスマホ割」提供条件書(PDF)
・新みんな家族割

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