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「2年後に返却すれば実質半額」という触れ込みで広まった機種返却プログラム。
しかし2026年に入り、ドコモ・au・ソフトバンクが相次いで条件を改悪。条件を確認しないまま返却すると、22,000円の手数料が発生するケースがあります。
さらに「サブブランドに移れば手数料なし」という情報も飛び交っていますが、これも正確ではありません。
この記事では、最新の条件を正確に整理し、「誰が得して誰が損するか」をわかりやすく解説します。
この記事で分かること:
- 機種返却プログラムの正しい仕組み(48回払いの構造)
- 2026年の「改悪」で何がどう変わったのか
- ahamo・UQ・Y!mobileへの乗り換えはどうなるか
- 画面割れ・傷があるまま返却するとどうなるか
- 旧プログラム加入者は手数料がかかるか
機種返却プログラムとは?正しい仕組みをおさらい
まず仕組みの誤解を解いておきます。「2年払い」ではなく、正確には48回払い(4年分割)です。
基本の流れ
- スマホを48回払いで購入する
- 25回目以降(=約2年後)に端末を返却する
- 返却が認められると、26回目〜48回目の残りの分割金がまるごと免除される
つまり「約2年分を払い、残り2年分の支払いをなくす」という構造です。端末価格の後半をキャリアが引き取る代わりに、スマホを返してもらうビジネスモデルと言えます。
各キャリアのプログラム名一覧
| キャリア | プログラム名 | 制度 |
|---|---|---|
| ドコモ/ahamo | いつでもカエドキプログラム | 2026年3月〜 新制度 |
| ドコモ/ahamo | いつでもカエドキプログラム+ | 12ヶ月での早期返却対応版 |
| au | スマホトクするプログラム+ | 2026年2月〜 新制度 |
| ソフトバンク | 新トクするサポート+ | 2025年8月〜 新制度 |
| UQ mobile | スマホトクするプログラム | 旧制度のまま継続 |
| Y!mobile | 新トクするサポート(A) | 旧制度のまま継続 |
2026年の大改悪|何がどう変わったのか
返却時に「手数料」が発生するようになった
以前は端末を返却するだけで残債免除でしたが、2026年からは返却時に最大22,000円の手数料(プログラム利用料)がかかるようになりました。
| キャリア | 新制度の開始日 | 返却時の手数料 | 手数料の免除条件 |
|---|---|---|---|
| au | 2026年2月26日〜 | 最大22,000円 | auで次の機種に買い替え |
| ドコモ/ahamo | 2026年3月5日〜 | 最大22,000円 | ドコモで次の機種に機種変更 |
| ソフトバンク | 2025年8月20日〜 | 最大22,000円 | ソフトバンクで同カテゴリ機種に買い替え |
ポイント: 「最大22,000円」という数字、三社がきれいに揃っています。業界全体で一斉に条件が変わった形です。
旧プログラム加入者は手数料なし
ただし、新制度開始前に加入した人には手数料は発生しません。
- ドコモ:2026年3月5日以前に加入 → 旧条件が適用(手数料なし)
- au:2026年2月25日以前の旧「スマホトクするプログラム」加入者 → 手数料なし
- ソフトバンク:2025年8月20日以前の旧「トクするサポート」加入者 → 手数料なし
自分がいつ加入したか確認することが、最初のステップです。
キャリア別の最新内容を詳しく見る
ドコモ「いつでもカエドキプログラム」
- 支払い方法:48回払い
- 返却タイミング:25ヶ月目以降
- 手数料:最大22,000円(2026年3月5日以降の加入)
- 手数料が免除される条件:ドコモで対象機種に機種変更する(「ドコモで買替えおトク割」)
- 注意:MNP(他社乗り換え)の場合は「ドコモで買替えおトク割」の対象外 → 22,000円かかる
- 返却しない場合:残価を再分割して継続利用できる
- 返却方法:返却キットが7〜10日で届き、初期化して返送
「いつでもカエドキプログラム+」との違い
通常版に加えて「+」という上位版があります。
| 項目 | 通常版 | +版 |
|---|---|---|
| 最短返却時期 | 25ヶ月目以降 | 12ヶ月目以降(早期返却可) |
| 対象機種 | ほぼ全機種 | ハイエンドモデルのみ |
| 早期利用料 | なし | 12〜22ヶ月目返却時に発生(最大12,100円) |
| 補償加入 | 任意 | smartあんしん補償の加入が必須 |
+版は「最新ハイエンドを1年ごとに乗り換えたい人向け」の設計です。
au「スマホトクするプログラム+」
- 支払い方法:48回払い
- 返却タイミング:25ヶ月目以降
- 手数料:最大22,000円(2026年2月26日以降の加入)
- 手数料が免除される条件:auで次の対象機種に買い替え
- 旧プログラム加入者:手数料なし(2026年2月25日以前に加入した「スマホトクするプログラム」は旧条件継続)
ポイント: 「スマホトクするプログラム(旧)」と「スマホトクするプログラム+(新)」は別物です。いつ加入したかで条件がまったく変わります。
ソフトバンク「新トクするサポート+」
- 支払い方法:48回払い
- 返却タイミング:25ヶ月目以降(13〜24ヶ月目での早期返却も可能だが追加料金あり)
- 手数料:最大22,000円(特典利用料)
- 早期利用料:13〜24ヶ月目に返却する場合、最大38,500円が追加でかかる
- 手数料が免除される条件:「買い替え応援割」= ソフトバンクで同カテゴリ機種に買い替え
- 査定基準を満たさない場合:追加で22,000円が必要
ポイント: 三社の中でもっとも複雑な料金構造です。早期返却すると特典利用料と早期利用料のダブルでかかる場合があります。25ヶ月目を待ってから返却するのが基本です。
ソフトバンクの料金プラン全体については、こちらも参考にしてください。→ 【2026年版】ソフトバンク料金改定まとめ|旧プランの値上げ幅と新プラン3つを比較
キャリアショップで購入する場合の注意:「頭金」
返却プログラムの条件を比較したところで、もうひとつ確認しておきたいのがキャリアショップの「頭金」です。
店頭でスマホを契約する際、「頭金」という名目で数千円〜1万円以上の費用を請求されることがあります。これは端末代金の前払いではなく、店舗が独自に設定する手数料です。ドコモ・auでは5,500〜11,000円前後が一般的ですが、店舗によって金額が異なります。
機種変更のタイミングで発生しやすく、返却プログラムの22,000円と合わせると、実質的な持ち出しが積み重なる点に注意が必要です。
Apple Storeとキャリアショップの価格差
なお、端末価格そのものにも差があります。
| 購入場所 | iPhone 17 Pro 256GB |
|---|---|
| Apple直販(オンライン) | 179,800円 |
| auオンラインストア | 214,900円(キャンペーン時203,900円) |
| 価格差 | 約35,000円 |
Apple直販で購入してキャリアのSIMを差し込む方法を選ぶと、この価格差を避けられます。ただし、キャリアショップのキャンペーン(割引・ポイント還元)が大きい場合はキャリア購入が有利なケースもあるため、両方の条件を比較してから決めることが重要です。
ポイント: 返却プログラムを使う場合、①手数料(最大22,000円)、②頭金(店舗による)、③端末価格差 の3点を総合的に計算してから判断するのが正解です。
「サブブランドに移れば手数料なし」は本当か?
ここが2026年の大きな落とし穴です。
キャリアからサブブランドへの移動も「他社扱い」
| 移動パターン | 手数料 | 理由 |
|---|---|---|
| ドコモ → ahamo | 22,000円かかる | ahamoもカエドキプログラム対象だが、ドコモでの機種変更とはみなされない |
| au → UQ mobile | 22,000円かかる | auのプログラム上、UQへの移動は継続利用とみなされない |
| ソフトバンク → Y!mobile | 22,000円かかる | 同上 |
UQ・Y!mobile「自社プログラム」は旧制度のまま
一方、UQ mobile・Y!mobileは自社独自のプログラムを旧制度のまま維持しており、手数料が発生しません。
- UQ mobile:「スマホトクするプログラム」→ 手数料なし
- Y!mobile:「新トクするサポート(A)」→ 手数料なし
ただしこれは「UQ・Y!mobileのプログラムで端末を購入して使っている人」の話です。au・ソフトバンクのプログラムを使っている人がUQ・Y!mobileに乗り換えても、手数料22,000円は発生します。
UQ・Y!mobileの具体的なプランや割引条件はこちら。→ UQ親子応援割2025はお得?トクトクプラン2の割引シミュレーション付き / 【2025年版】Y!mobile学割(親子割)は実質858円?条件とシミュレーションで徹底解説
端末に傷・破損があったらどうなる?
返却時の査定に落ちると、端末を引き取られた上で追加費用が発生します。
補償サービスへの加入が明暗を分ける
| 状況 | 補償サービス加入あり | 補償サービス未加入 |
|---|---|---|
| 画面割れ・破損あり | 故障時利用料 2,200円 | 故障時利用料 22,000円 |
| 水没・電源不可 | 同上 | 同上 |
| 動作・外観ともに正常 | 追加費用なし | 追加費用なし |
ドコモの場合、補償サービス(smartあんしん補償 / ケータイ補償サービス)に加入していれば故障端末でも2,200円で対応可能です。未加入だと22,000円になります。
ソフトバンクは画面割れが「一部OK」の場合もありますが、水没・改造端末は基本的にNGです。
ポイント: プログラムを使うなら補償サービスとセットで加入しておくのが正解です。傷をつけてしまったときの22,000円は手数料と合わせると最大44,000円の追加負担になります。
返却プログラムのデメリットと評判|入る前に知っておきたいこと
ここまで2026年の制度変更を中心に見てきましたが、「そもそも返却プログラム自体にどんな注意点があるのか」を整理しておきます。申し込み前に知っておくと、後から「思っていたのと違った」となりにくくなります。
仕組み上のデメリット
| デメリット | 内容 |
|---|---|
| 返却が前提の仕組み | 端末を長く使いたい人には、そもそも合いにくい設計になっています |
| 故障時利用料 | 画面割れ・水濡れなどがあると、返却時に追加費用がかかる場合があります |
| 返却手続きの手間 | 郵送返却の場合、期限管理が必要です。投函日ではなく「倉庫到着・査定完了日」が基準になる点に注意してください |
| 23回目を超えた場合 | 返却しないまま23回目を過ぎると、残りの支払いが47回などに延びる形になり、長期的な負担が続きます |
評判・口コミで多い声
- 「返却しないと支払い期間が長くなるのは想定外だった」という声
- 「端末の状態によって追加費用が発生するのが少し不安」という声
- 2026年の手数料新設以降は「同じキャリアで次の端末に乗り換えないと手数料がかかるのが分かりにくい」という声も増えています
自分はどのタイプか整理する
- 同じキャリアで次もスマホを買い替える人 → 手数料の影響を受けにくく、これまでと同様にメリットを活かしやすい
- 端末を長く使いたい人・手元に残したい人 → 返却前提の仕組みとは相性が悪く、買い切りとの比較が必要
- サブブランド(ahamo・UQ・Y!mobileなど)に移る予定がある人 → 手数料がかかる対象になる場合があるため、移行タイミングと合わせて確認する
返却プログラムは「悪い制度」というわけではなく、自分の使い方に合っているかどうかが分かれ目です。気になる場合は、契約しているプログラムの返却条件・手数料を公式サイトやマイページで確認してみてください。
結局、損する人・得する人は誰か
返却プログラムが役立つ場面
損する人・得する人を整理しましたが、以下の条件が重なる場合は返却プログラムがプラスに働くケースがあります。
- 他社から新規で乗り換えるとき:新規・MNP向けのキャンペーンと組み合わせることで、2年間の実質負担を下げられる
- 同じキャリアで最新機種に乗り換え続けるつもりがある人:手数料免除の条件(同キャリアで機種変更)を満たしやすく、2年ごとに最新機種を使える
逆に「どのキャリアを使うかまだ決まっていない」「端末は長く使いたい」という人には向いていません。プログラムに縛られる2年間が、自分のスマホの使い方と合っているかどうかを先に確認するのが重要です。
得する人
- 同じキャリアで2年ごとに機種変更し続ける人
- 端末を傷なく大切に使い、査定基準をクリアできる人
- 補償サービスにも加入して万一に備えている人
この場合、手数料が免除され、25回目以降の残債がまるごとなくなるため、端末を実質半額で使えます。
損する人
- 他社・サブブランドに乗り換えたい人(22,000円の手数料が発生)
- 端末を長く使いたい人(48回払いが続くだけでメリットが薄い)
- 端末を傷つけてしまった人(補償なしなら22,000円の追加負担)
- ソフトバンクで25ヶ月目より前に返却しようとした人(早期利用料が追加発生)
手数料を払ってでも乗り換えを検討している方は、先に各社の料金プランを比較しておくと判断しやすくなります。→ 【2026年版】家族のスマホ代を安くする完全ガイド|乗り換え前の3チェック+7社料金比較
今すぐできる確認事項
よくある質問
Q. 返却プログラムを使えばお金が戻ってくる?
いいえ。返却プログラムは「残りの分割金の免除」であり、それまで支払った金額が返金されるわけではありません。「実質半額」という表現は、48回払いの後半24回分(残価)を免除してもらうという意味です。
Q. 返却しなかったらどうなる?
返却しないまま25回目を過ぎると、残価分の支払い義務がそのまま続きます。キャリアによって対応が異なりますが、残価を再分割して継続利用する形が一般的です。
Q. 返却時に端末に傷があっても大丈夫?
補償サービス(ドコモのsmartあんしん補償など)に加入していれば故障時利用料2,200円で対応できます。未加入の場合は22,000円が追加でかかります。画面割れ・水濡れ・付属品欠品などは査定NGになることがあるため、返却前に補償の加入状況を確認してください。
Q. キャリアショップとオンラインショップ、どちらで契約するのがお得?
端末価格はApple直販やキャリアのオンラインショップの方が安いケースが多く、キャリアショップでは「頭金」という名目の店舗手数料(5,500〜11,000円前後)がかかることがあります。サポートが必要でない限り、オンライン手続きを検討する価値があります。
Q. 旧プログラム加入者も新しい手数料が適用される?
いいえ。各キャリアの新制度開始前(ドコモ2026年3月4日以前・au2026年2月25日以前・ソフトバンク2025年8月19日以前)に加入した人は、旧条件のまま適用されます。マイページや契約書で加入日を確認してください。
- いつ加入したか確認する:改悪前(ドコモ3/5・au2/25・ソフトバンク8/20以前)の加入なら手数料なし
- 次もどのキャリアで買い替えるか決める:同キャリアでの機種変更なら手数料ゼロ
- サブブランドへの移動も手数料はかかる:ahamo・UQ・Y!mobile移動は「他社扱い」
- 補償サービスに加入しているか確認する:加入の有無で故障時の費用が10倍変わる
- 返却タイミングを守る:ソフトバンクは25ヶ月目以降まで待つのが基本
まとめ
ポイント:
- 機種返却プログラムは48回払いで購入し、25回目以降に返却すると残りの分割金が免除される仕組み
- 2026年に三大キャリアが改悪。返却時に最大22,000円の手数料が新設された
- ただし改悪前(ドコモ3/5・au2/25・ソフトバンク8/20以前)に加入済みの人は手数料なし
- ahamo・UQ・Y!mobileへの乗り換えも「他社扱い」で22,000円かかる
- UQ・Y!mobile「自社プログラム」は旧制度のまま手数料なし
- 補償サービス未加入で端末破損があると、手数料と合わせて最大44,000円の追加負担になる
「同じキャリアで2年ごとに機種変更を繰り返す人」にとってはまだ使えるプログラムです。ただし少しでも乗り換えを考えているなら、返却前に手数料の有無を必ず確認してから動くようにしましょう。
※本記事の料金・キャンペーン内容・プログラム条件は変更される場合があります。申し込み前に必ず各キャリアの公式サイトで最新情報をご確認ください。

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